ホテルマンのシエスタより

ホテルの組織とマニュアル
まず始めに、ホテルの全体を組織図を通して見ると、その中でのマニュアル作りと自分の役割を確認する事ができます。


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日本のホテル <人材の育成>

「人材育成をどのような手法で行うか」といったものである。基本的には
     ①仕事の場を離れて行う 「Off-JT」
     ②実際の仕事を通じて行う 「OJT」
     ③社員が自己成長を目的にして行われる「自己啓発」
        に大別される。

1.OffJT Off the Job Training

仕事の場を離れて行う人材育成(能力開発)

 職場を離れ、日常業務外で行われる教育のことである。集合研修、講習会などがあります。
 職場外訓練とも言う。
 
 長所は体系的、専門的指導で効率的に教育できるなど。
 短所は費用がかかることや、単に知識だけが与えられるなど。



2.OJT (On the Job Training

 実際の仕事を通じて行う人材育成(能力開発)

 職場内で上司・先輩が、部下に日常の仕事を通じて、必要な知識・技能・仕事への取り組み等を教育することである。職場内訓練とも言う。

 長所は、労働時間内に行うことができ、費用がかからない、また、業務に即した内容を指導できるなど。
 短所は監督者が技術不足だと成果が上がらない、また、業務が忙しいと教育時間がないなど。

 本来は計画的に行われるものであるので、そのためのプログラムもなく単に「現場に出て仕事を覚えろ」という捨て育ちにすることはOJTとは言わない。


3.自己啓発

 社員が自己成長を目的にして行われる人材育成(能力開発)

 個人の意思による自己の能力開発のことである。企業の用意する業務研修に対し、社員の意思で自主参加する研修やセミナー、通信教育を自己啓発と呼ぶケースが多いが、企業が費用を負担するケースも多く境界は曖昧である。読書等も自己啓発に含む。




つぎに、日本を代表するホテル、ホテルオークラのFB部門で、創立から実施している教育の一例をあげてみます。
それは、FB部門の全員が胸のポケットに次のような小冊子「ケータリング部十訓」が常時入っていることで、サービスの精神教育面とその実践面がうまく組み合わされ単なるかけ声だけに終わらないところがいいのです。


ホテルオークラの資料から
  未来から来るものへの挑戦
ケータリング十訓
 1.バイタリティを持て
 2.常に頭脳を酷使せよ(細ぼうは四十億)
 3.周囲の変化に挑戦せよ
 4.他から"信賴される人”になろうと努めよ
 5.ルールはルールとして重んぜよ
 6.一度計画したものは、万難を排して完成させろ
 7.失敗を恐れるな。失敗は次への成功の足がかりだ
 8.今日のことは今日やっておけ明日はまた明日の仕事がある
 9.己の時間を大切にせよ
10.生き甲斐のある職場で価値ある人生の創造

 リッツ・カールトンのコンセプト を紹介 ➝ クリック



企業には本来、労働者を守り法令に従う社会的責任があります。その上で、労働者に、働く喜びや生きがいを与えるという役割もあるのです。


最後に、良いホテル、働きやすいホテルとは、

調理場、備品庫、サービスバックヤードが広く、衛生的、機能的であり、
従業員食堂、仮眠室、シャワー室、その他の従業員用施設が充実している所が最低条件です。


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