ホテルマンのシエスタより
バー |
今から数十年前、ホテルのバーに配属なって数百種類の酒が並ぶカウンターバックを見た時、,なんて綺麗なんだろうと思いました。ともかく毎日1本つづ名前を覚える事が楽しみでした。ある日、練習にカクテルを作っている時、レシピを間違えたので先輩に見えないようにソッと捨てたのが見つかってしまいました。「こら~!この酒は遠くスコットランドで何年もジッと静かに熟成し、何人もの人たちの手を借りて今ここにあるんだぞ。酒がかわいそうじゃないか。しばらく瓶を持って中をみていろ。」とおこられました。今はお酒の中に色々なものが見えるようになりました。 ある日、一人の男性がカウンターにすわり、一部壊れている壁をしばらく見つめて「この壁、10年前と同じだな。ここで海外に行く事を決心したんだよな。この壁を見ているとあの時を思い出すな」と言って懐かしそうにウィウキーのオンザ・ロックを飲んでいました。 右上はトムクルーズのカクテル。DVDを見た時、わ~アメリカだ。かっこ良いなと思っていると、正月の隠し芸で堺正章さんが演じ感動した事を思い出しました。映画では数十種類のカクテルが登場します。 また、リッツカールトン東京では、ダイヤモンド入りの超高級カクテル(1杯180万円)を発表し話題となりました。 あと、映画、カサブランカの中で、ハンフリーボガードがイングリットバーグマンにシャンパンカクテルを片手に、「君の瞳に乾杯」と言って飲んだシーンが思い出されます。 Here's looking at you,kid➝ クリック そして、あの有名な007(ジェームズ・ボンド)も忘れてはいけません➝ クリック ホテルの色々なセクションを経験し、接客面で一番勉強になったのはバーでの経験でした。どんな事をしたらお客様が感動するか。どんな事が相手を不快にさせるか。どうしたらお客様と長く良い関係を維持できるか。これは経験によって身に付きます。そしてそれはサービス全般に応用出来ます。これからバーテンダーを目指す人たち。貴方達にはすばらしい未来があります。がんばってください。 そういえば、先輩が専門学校でバーテンダーの講師をしていたこともあり、たまに臨時で生徒に教えたことがあります。 |
お薦めカクテル |
私の好きなカクテルを作ってみました。 |
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<ホットカクテル紹介> メンバース倶楽部 ”力車” 風 《 カフェ デアブル 》 このカクテルは、私がホテルのメンバーズクラブの支配人をしてる時、お客様の前でよくつくっていました。 クラブのメンバーは、実業家や国会議員、医者、弁護士、芸能、スポーツ関係と多彩で、このカクテルは特に人気がありました。(^_^)v その頃)左の写真はテニス焼けで顔が真っ黒です。(/_\) → クリック |