ホテルマンのシエスタより



 = BRAND =

GAP、H&M、NIKE…この社名やブランド名の由来知ってた? 

私たちの生活に欠かせない衣食住の1つである「衣」。
そんな衣服を私たちに提供してくれるのが、いわゆる、ファッション、アパレルと呼ばれるメーカーですが、そんなアパレルメーカーの社名には、どんな思いが込められているか知っていますか?
色々な会社やブランドの名前の由来を聞いてみると、新たな発見があったり愛着が湧いてきたりすることもあるかもしれません。
今回は、海外のファッション、アパレルメーカーの社名の由来をご紹介します。

                   





   
 <GAP>

ベビーから大人まで、シンプルでオシャレに着こなすことができるGAP。
このGAPの名前の由来は、創業者夫婦であるドンとドリスが友人たちと“ジェネレーション・ギャップ”について討論していたときに思いついた名前なのだそう。
古い世代と新しい世代をつなぎ合わせる存在として、いまや世界に3,000店を超える店舗に。
まさに世界的なブランドになっています。



  
 <ZARA>

スペイン・ガリシアのアパレルメーカー、インディテックスが展開するファッションブランド「ZARA」。
実は、本社のあるスペイン、ガリシア地方では、「ZARA」は「サラ」と発音するのだそうです。
そのブランド名の由来はというと、ギリシャを舞台にした1964年の映画『その男ゾルバ』に出てくる人物「ゾルバ」にちなんで、最初は「ゾルバ」と名付け、出店したそうですが、そのお店の近くに「ゾルバ」という同じ名前のバーがあったため、何か違った名前をと考え、「ZARA」と変更したのだとか。ちょっと音が似ているかもしれません。



       
   <H&M>

H&Mは、スウェーデンのアパレルメーカー・ヘネス・アンド・マウリッツ(ヘネス・アンド・モーリッツとも表記される)が展開するファッションブランド。
創業時の社名は「Hennes」でしたが、狩猟用品店「Mauritz Widforss」を買収した際、店名も「Hennes & Mauritz」となりました。
その後、その名前の略である「H&M」が正式なブランド名となったのだそう。



   
   <DIESEL>

ディーゼル (Diesel S.p.A.) は、同じ名前のファッションブランドを展開するイタリアのアパレルメーカー。
この名前の由来は、「ディーゼル燃料のように世の中を活気づけたい」との思いから名づけられたのだそうです。



      
    <Adidas>         <Puma>

こちらはちょっと有名な逸話かもしれません。
ドイツのスポーツメーカーであるadidasは、兄ルドルフ・弟アドルフのダスラー兄弟が、靴製造の会社「ダスラー兄弟商会」を設立したことから始まりましたが、その後、兄弟との意見対立により「ダスラー兄弟商会」は解散してしまいました。
そして、弟のアドルフはアディダス社を設立。
この「アディダス」の由来は、アドルフの愛称「アディ」と「ダスラー」をつなげたものなのだそう。
ちなみに、兄のルドルフはRUDA社を設立し、その後、プーマ社となる。
兄弟、別々の道を歩むことにはなりましたが、2人とも世界的企業を育て上げたのでした。



      
   <NIKE>

アメリカのスポーツウェアやスニーカーメーカーであるNIKEの社名の由来は、社員の一人ジェフ・ジョンソンが夢で見た、ギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー (Nike)」から。
トレードマークも、この女神の翼をイメージしたものなんですね!



  
   <AIGLE>

フランスのファッションブランドであるAIGLE(エーグル)。
ブランド名は、そのロゴにもあるように、フランス語で「ワシ」。
鷲は、強さ、勇気、遠眼、不死などの象徴として使われています。



  
   <L.L BEAN>

アメリカ合衆国のアウトドア用品のメーカーであるL.L BEANの名前の由来は、創立者レオン・レオンウッド・ビーンの名前から。




    <CHANEL>

人々を魅了してやまないブランドCHANEL。会社名、ブランド名は、デザイナーのココ・シャネルの名前から取ったものですが、「ココ・シャネル」は、実は愛称。
本名は、ガブリエル・ボヌール・シャネルで、お針子仕事の傍ら、歌手を志してキャバレーで歌っていたことがあったそうで、その時に彼女が歌っていた「Ko Ko Ri Ko(コケコッコウ)」と、「Qui qu'a vu Coco dans le Trocadero(トロカデロでココを見たのはだれ)」という歌の題名にちなんでつけられたのだそう。
そして、その愛称が、世界中の人々を虜にするブランドに!



  
   <Louis Vuitton>

こちらも、お財布やバッグなど、大人気のブランド「Louis Vuitton」。
フランスのスーツケース職人であったルイ・ヴィトンが創業しました。社名の由来は、そのまんまお名前から。



  
    <GUCCI>  

イタリアのファッションブランドGUCCIは、グッチオ・グッチによって、鞄工房として創業しました。由来は創業者の名前(名字)から。





こうやって、社名の名前を調べてみると、海外の企業は、日本の企業よりもはるかに、創業者の名前にまつわるものが多いようです。
もちろん、歴史的に新しく設立された会社は、事業をあらわす単語や造語などから社名をつけていたりと、その限りではありませんが、ファッション業界はとりわけ、創業者やデザイナーの名前を前に押し出すものが多いようです。
憧れの会社の社名やブランドの由来を調べてみると、そこに隠されたストーリーが見えてきて、なかなか興味深いのでありました。



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