ホテルマンのシエスタ



十戒(十誡、じっかい、ヘブライ語 עשרת הדיברות‎)とは、モーセが神から与えられたとされる10の戒律のこと。

十戒の内容は神の意思が記されたものであり、モーセが十戒そのものを考え出し、自らもしくは他者に記させたものではない、とされている。

モーセの十戒、シナイ契約とも呼ばれる。二枚の石板からなっている。

二度神から渡されており、最初にモーセが受け取ったものはモーセ自身が叩き割っている。



十  戒


ホセ・デ・リベーラ作『モーセ』(1638年):十戒が書かれた石板を持つモーセが描かれている。
  1. 神が唯一の神である
  2. 偶像を作ってはならない(偶像崇拝の禁止。別の神を作っても拝んでも仕えてもならない)
  3. 神の名をみだりに唱えてはならない
  4. 安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ(6日間働いてすべての仕事をし、7日目はどんな仕事もしてはならない)
  5. あなたの父と母を敬え
  6. 殺してはならない
  7. 姦淫してはならない(結婚前、配偶者以外との性行為)
  8. 盗んではならない(誘拐を指しているとの見解もある)
  9. 偽りの証言をしてはならない
  10. 隣人の家を欲しがってはいけない(妻、奴隷、牛、ろば等全て)

<外部リンク> モーゼ


1から4までは神と人との関係であり、5から10までは人と人に関する項目(同時に刑法の根幹)である。

ユダヤ教の安息日は土曜日であるが、キリスト教会ではイエスの復活の日である日曜日を主の日(主日)と呼び、日曜日を聖日として礼拝している。