From world web news


福島第一原子力発電所の「処理水」を太平洋に放出

トリチュームは、原子力で発電する場合、水で冷やす必要があるので、世界のどこの原子力発電所所でも放出している。
特に、韓国や中国は、IAEAの検査を受けないトリチュームを含んだ処理水を海に大量に放出している。
福島は、安全なトリチュームを含んだ水を広い太平洋に放出しようとしている。


福島原発の処理水は、国際原子力機関 (IAEAInternational Atomic Energy Agency) の査察も受け、安全のお墨付きも受けている。
それでも、中国と韓国は猛反発!

中国と隣国が風評被害を捏造し世界に拡散。 

世界でも放出されている原発のトリチュームを含んだ処理水をいよいよ日本でも放出に向けて発表したが、日本の14倍放出の韓国、6.5倍放出の中国が、日本のトリチュウム放出は絶対容認できないと世界に向けてキャンペーンを発信し続けている。

その為、一部の国では、日本からの魚や缶詰を輸入禁止している所もある。

日本は広い太平洋に向けての放出だが、中国や韓国は狭い日本海に向けて大量に放出しているが日本は特に非難していない・・・こまったものです。

そしてこの実態を、政府もマスコミもあまり報じない。


通常時、韓国は福島第一原発より14倍多いトリチウムを放出


福島第一原発の処理水(トリチウム水)を巡って、大きな議論が巻き起こっている。
処理水を貯蔵するスペースが今年の夏には限界を迎える一方で、中国・韓国・台湾など日本の周辺諸国からは懸念の声が上がっている。
例えば、こんな調査がある。
東京大学の関谷直也准教授が2021年3月に、日本のほか、韓国やアメリカなど10の国と地域ごとに、20代から60代の男女、300人を対象にインターネットで行った。

・「海洋放出が行われた場合、福島県産食品の安全性をどう思うか」との質問に、「とても危険だ」と「やや危険だ」との回答の合計が日本は36%だった
・同じ質問に対し、日本以外の9カ国・地域はいずれも6割を超え、高い順から韓国93%、中国87%、ドイツ82%、フランス77%、台湾76%、アメリカ74%と続いた
・韓国や中国などの日本の近隣諸国で「いまでも日本政府は原発からの放射性物質の情報を公開していない」などという回答も5割に上った

処理水に含まれるトリチウムは、自然界にも存在し、処理水水準のごく微量であれば、人体に影響を与えないことで知られている。
まさしく、被害実態のない「風評被害」によって、東北の農林水産品はダメージを受ける可能性があるのだ。

中国の複数原発がトリチウム放出、福島「処理水」の最大6・5倍…周辺国に説明なしか。

中国が国内で運用する複数の原子力発電所が、今夏にも始まる東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出の年間予定量と比べ、最大で約6・5倍の放射性物質トリチウムを放出していることが、わかった。
日本政府が外国向けの説明用に作成した資料から判明した。
中国政府は東電の処理水放出に強く反発し、官製メディアも動員した反対キャンペーンを展開している一方で、自国の原発はより多くのトリチウムを放出している。

日本政府は、中国の原子力エネルギーに関する年鑑や原発事業者の報告書を基に資料を作成した。
それによると、2020年に浙江省・秦山第三原発は約143兆ベクレル、21年に広東省・陽江原発は約112兆ベクレル、福建省・寧徳原発は約102兆ベクレル、遼寧省・紅沿河原発は約90兆ベクレルのトリチウムを放出していた。
東電は、福島第一原発の年間放出総量を22兆ベクレル以下に抑える計画で、放出後のトリチウムの濃度は、世界保健機関(WHO)などの基準をはるかに下回るとしている。

中国政府は福島第一原発の「処理水」放出を「一方的に強行しようとしている」(中国外務省報道官)と反発し、官製メディアも連日、「日本は世界の海洋環境や公衆の健康を顧みない」(共産党機関紙・人民日報)などの主張を展開している。
だが、日本政府関係者によると、中国は自国の原発のトリチウム放出について、周辺国との間で合意はなく、説明もしていないという。

トリチウム水放出 中韓の非難は見当違いだ。

予想はしていたが、あまりにひどい。
東京電力福島第1原子力発電所のトリチウムを含む処理水の海洋放出を日本政府が決定したことへの韓国と中国からの非難の政治声明である。
韓国政府は「周辺国の安全と海洋環境に危険を招くだけでなく」などとした上で「絶対に容認できない」との見解を表明した。

中国外務省は「極めて無責任なやり方で、周辺国の国民の利益を深刻に損なう」と太平洋への処理水放出計画を難詰した。
だが、待ってほしい。海に流すのは炉心溶融事故で生じた放射能汚染水ではないのだから、両国の批判は全くもって的外れだ。
福島第1原発からの放出は、汚染水を浄化設備を通してストロンチウムやセシウムをはじめとする放射性物質の大部分を除去した後に残るトリチウム水である。
トリチウムは原子核に2個の中性子を余分に持つが、れっきとした水素原子の一種なのだ。
水分子そのものに含まれるため、浄化設備でもトリチウムは回収できず、普通の水と一緒に残る。
トリチウムは放射性元素だが、その放射線は極めて微弱で生体内での濃縮リスクも低い。
トリチウムは原発の運転で生じるとともに、自然界でも生まれている。世界各国の原発などからも海や河川や大気中に放出されている。
一定の濃度を下回っていれば、人体や生態系への影響を心配する必要がないからだ。
当然、韓国と中国の原発もトリチウムを環境中に放出している。
韓国の月城原発からの放出量は2016年に143兆ベクレルだった。
液体分は日本海に流されている。

福島第1原発に保管中のトリチウムの総量は約860兆ベクレルだが、日本政府の計画では、年22兆ベクレル以下での放出だ。
その上、太平洋側なので、中韓にとやかく言われる筋合いはないだろう。
米国も国際原子力機関(IAEA)も今回の放出決定に肯定的である。

そもそも風評被害とは実害のない事物や事象に対する負の噂によって生じる差別や経済的損失である。
処理水の放出にまつわる風評もトリチウムの無害性を理解していて成り立つ論理なので、その蔓延(まんえん)は不可解極まる風潮だ。
国内での風評認定も度を越すと韓国や中国の論難と一線を画しがたくなる。



■トリチュームの基本

 原子力発電所から放出するトリチュームは、天然のトリチウムと性質は同じです。
 排出基準などを守って放出するため健康影響は心配いりません。(資源エネルギー庁) ➞ クリック






)