ホテルマンのシエスタより
STAP細胞発見とその後
2014年1月に、難病やけがの治療に役立てる再生医療や創薬の世界に、新しい光が差したとし、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)のチームがマウスでの作製に成功した新しい万能細胞「STAP細胞」を発見したというニュースが世界に飛んだ。
開発の中心に立った研究ユニットリーダー、小保方(おぼかた)晴子さん(30)は若き女性研究者。脚光を浴びる。
しかし、そのわずか3ヶ月後。提出論文に不正個所があった等で、STAP細胞そのものの存在が疑問視され始めた。
理化学研究所、京都大学、ハーバード大学などの科学者を巻き込んで大騒ぎに。
さて、STAP細胞はあるのか、また、あったとして、将来どんな事に役に立つのか。
色々な所からの記事を寄せ集め、シエスタなりに多少分かりやすくまとめてみました。
2014.4.15
STAP細胞って・・・なに?
STAPの可能性…「どのように作られた」「今後の課題は」
STAP細胞の塊(緑色の部分) 小保方 晴子さん
理化学研究所などのチームがマウスでの作製に成功した新型万能細胞の「STAP細胞」は、どのように作られ、従来の万能細胞とどう違うのか。
今後の課題とともにまとめた。
これまで作られた万能細胞とどう違うの?
胚性幹細胞(ES細胞)は、生命のもとになり得る受精卵を壊して作るため、倫理面から批判もある。どうやって作るの?
血液の白血球の細胞を、酸性、アルカリ性の度合いを示すpHが5・7程度の弱い酸性の液に約30分浸すだけ。
死ぬ細胞も多いが、生き残った細胞はSTAP細胞になった。
酸というストレスにさらされたことで変化したと考えられる。
白血球だけでなく、脳や皮膚、筋肉などの細胞から作ることもできる。
期待できる活用法、今後の課題は?
現在は、iPS細胞やES細胞を使って、体の一部を再生させ、病気やけがを治す研究が進められているほか、病気の仕組みの解明や治療薬の開発にも使われているが、STAP細胞も同じように使えるかもしれない。
老化やがん、細胞の若返りの研究にも使える可能性がある。
ただ、そもそもなぜSTAP細胞ができるのか、仕組みは全く分かっていない。
人の細胞ではまだSTAP細胞はできておらず、直ちに再生医療につながるとまでは言えないだろう。
◆今、世界中で同じ研究をしています。
もし、STAP細胞があって完成したとすれば、巨大な利権になります。
その根本となる細胞についての特許を人や団体が持ったら将来にいたるまで、数百兆円規模の巨額の利権を手に入れることが出来るのです。
出来れば外国には渡したくないですね。
※STAP細胞は万能細胞です。
何にでも生まれ変わることができるので、たとえば肝ガンや胃ガンでその一部切除してもSTAP細胞があればまるごと再生することができる。
これが実現すれば、従来医療をひっくり返す、まったく新たな治療方法が確立する。