ホテルマンのシエスタより


ウインドウズのOS(オペレーション・システム)とサポートについて

OSとは、オペレーションシステムの略で、パソコンのハードディスクなど心臓部を制御する基本ソフトウェアです。
文書作成や通信などのアプリケーションソフト(応用ソフト)はOS上で動いています。
利用者が多いウィンドウズは1度の攻撃で被害を広げやすく、サイバー攻撃の標的になりやすいのです。

ウィンドウズXPが、2014年4月9日をもってマイクロソフト社のサポート期間が終了しす。
通常、この手のソフトは、サポート期間を発売開始から10年に設定していますが今回は12年となる。
※今回は、Windows XP、Microsoft Office 2003(Excel・Word)、Internet Explorer 6 のサポートが終了する。

サポートが切れると、無防備な状態になってサイバー攻撃にさらされることになります。
以前、サポートが切れたOSが攻撃され大量の被害が出たことがあります。

今度サポートが切れるXPの国内法人市場におけるインストールベースは、現在でも約40.3%、1419万台という膨大な数が対象となる。

ウィルス対策ソフトを入れれば大丈夫と誤解している人もいるが、土台となるOSが穴だらけだと機能しないので意味がない。
例えば、ソースネクストの「XP用ウィルスセキュリティZERO」もXPのサポートと同時に終了する。

◎本来は新しいパソコン購入がベストだが、予算の都合上、とりあえず当座しのぎとして、今のパソコンのメインメモリを増設し、ウィンドウズ7か8.1を入れるという方法もある。
32ビットパソコンの場合は、メモリは最低1GB必要。(ウィンドウズXPパソコンは通常32ビット)
64ビットパソコンの場合は、メモリは最低2GB必要。
※メモリは、中古で、秋葉原のパーツ屋やソフマップ、ヨドバシカメラ等で売っている。(ネットで探すという手も)

◎現在の自分のXPパソコンのメモリを調べるには → クリック

◎メインメモリ増設のしかた → リンク


下記に、マイクロソフト社のウィンドウズOSのサポート期間一覧表を作ってみました。

Windows ・主なOSのサポート期間
製   品  名 製品発売日 サポート終了日
NT ワークステーション3.51 1995年 5月30日 2001年12月31日
95 1995年 8月15日
98 スタンダードエディション 1998年 6月30日 2006年 7月11日
ME 2000年12月31日 2006年 7月11日
2000 サーバー 2000年 3月31日 2010年 7月13日
XP プロフェッショナル 2001年12月31日 2014年 4月 9日
Vista  2007年 1月25日 2017年 4月11日
ウィンドウズ7 2009年10月22日 2020年 1月14日
ウィンドウズ 8 8.1 2012年10月26日 2023年10月31日
ウィンドウズ 10 2016年 7月31日 2025年10月14日
※ウィンドウズ10のサポートは永久との誤解が一部にあるが、MSの発表では期限は通常通りあるそうです。



<重要>
XPから7か8.1に移行する場合、どちらにするか迷った場合の相違点は?

①XP→7に移行の場合=ほとんど同じ。XPで使っていたデータもソフトもメールアドレス(POP3)も使える。操作もほとんど同じ。

②XP→8.1に移行の場合=XPや7とは基本的に別物。データはUSB等に一旦移し、再インストールする。古いソフトは動かないものもある。
メールアドレスはPOP3形式ではないので従来のプロバイダー提供のアドレスは使えない。
しかし、裏技で、ウィンドウズ7のライブメールをネットで8.1に取り込み、特別に設定するとPOP3(今まで使っていたアドレス)も使えるようになる。

③7→10に移行の場合=ウィンドウズ10に対しては特に注意が必要。
10に対応していないアプリがないか事前に調べてから移行する。その場合は、必ずデータバックアップを取ること。

また、特にデスクトップを使っている人は、「7」では使えていた大きめのモニター(24インチ以上)のドライバーが「10」には入っていないので、「10」に対応している グラフィックドライバー (注:モニタードライバーではありません)をメーカーが出しているか調べる必要もあります。 ※10に付属の汎用ドライバーではモニターの画面が小さくなるケースもあります。 ※私もモニタードライバーが原因と誤解していました。



<2014年4月>

2003年8月に、NTのサポートが切れた時は、世界中に広まったウィルス「プラスター」は、1000万台感染したとされる。

2010年7月に切れた2000では特に深刻だったのは、「2000」が主に基幹システムのサーバーや業務用での利用を想定して作られ、利用者の大半が自治体や企業だったという点でした。
今回の対象であるXP日本国内だけで、1410万台という膨大な数になっています。
対策が急がれる。
この機会に、自分のパソコンのサポート期限を確認しておこう。

◎ウィンドウズXP問題と対策について

日本マイクロソフト 代表執行役社長、樋口泰行。 リコージャパン 専務執行役員、窪田大介。 IPA 技術本部 セキュリティセンター 調査役、加賀谷伸一郎。
➝ クリック



<2017年5月>

2017年5月12日から世界各国で身代金型ウイルス(ランサムウェア)「WannaCrypt」による被害が発生。

世界各地で大規模サイバー攻撃 150ヶ国30万台以上に感染。 (2017年5月14日現在)

世界各地の病院や企業などが大規模なサイバー攻撃を受け業務が妨害される事態が相次いでいて、被害は150の国や地域で合わせて30万件以上に上った。
サイバー攻撃はマイクロソフトのサポート期限が切れている、「ウィンドウズXPとVista」を標的にしていると見られ、ファイルを勝手に暗号化して利用できなくしたうえで、元に戻すために金銭を要求するランサム(身代金)ウェアとよばれるもの。
尚、金銭支払いに応じてもファイルは復活しない。

※ウィンドウズXPは2014年4月に、Vistaはちょうど1ヵ月前の、先月4月11日にサポートが切れたばかり。

ランサムウェアとは
勝手にパソコンをロックしたり、ファイルを暗号化し、 それを解除するために金銭(ビットコインなど)を要求するウイルス。
今回のウイルスは、ウイルス自身が同じネットワークに繋がっているパソコンに感染を広げるようプログラムされており、被害が広がる原因となった。
また、同ウイルスはマイクロソフト社が3月に配布した更新プログラムを適用していれば防げたが、企業では、社内システムなどが問題なく動作するか検証するために適用に時間がかかることも拡大したのが要因のようだ。

対策
 ・メールの添付ファイルをむやみに開かない
 ・マイクロソフトのサポートが終了したOSは使わない。最近では Windows XPVistaなど
 ・WindowsUpdateは最優先で適用する。常に最新に保つともに、自動に設定されているが、気になる場合は確認して自動にする