ホテルマンのシエスタ


新渡戸稲造の「情けは人の為ならず」について。

「情けは人のためならず」の誤用として、「情けをかけると、その人のためにはならない」
として捉えられることが多いようです。 
かなり古いデータになりますが、平成22年に「国語に関する世論調査」で発表された際には、
実に日本人の54%が誤用をしていたとのことでした!

施せし情は人の為ならず おのがこゝろの慰めと知れ
我れ人にかけし恵は忘れても ひとの恩をば長く忘るな


この意味は、

情けは他人のためではなく自分自身のためにかけるもの。
よって、自分が他人にした良いことは忘れても良い。
しかし、人から良くしてもらったことは絶対に忘れてはならぬ。

ということになるでしょう。

詰まるところ、稲造先生は、
「人ためにと思って何かしらの行動をするのではなく、自分のためにすることだと思って生きよ」
という生き方を説いたのだと思うのです。