ホテルマンのシエスタより
アナログ信号とデジタル信号
難しく言うと、アナログ信号は時間的に連続したデータで、情報を電圧や電流という物理量で表現します。
デジタル信号はその連続したデータをとびとびな数値として表現した情報のことをいいます。
簡単にするため「アナログ時計」と「デジタル時計」で説明してみます。
アナログ時計は針が回転することによって時刻を示します。
カチカチと秒針が刻むタイプではなくてなめらかに回転するタイプだとより分かりやすいです。
このとき、時の流れとともに秒針は連続的に時刻を示します。
1秒と2秒の間にも針は移動し、途切れることはありません。また、感覚的に時刻が分かりますね。
デジタル時計は時刻を数値として表示します。
針はなく光の点滅で秒を示してくれていますが、この時計は1秒と2秒の間とかいう中途半端な時刻を示してはくれません。
1秒ずつ途切れた値として表示してくれます。これらは電気信号にも言うことができます。
アナログ信号は電圧や電流を連続的に変化させて情報を伝達させますが、デジタル信号は0や1といった数値を回線に乗せて伝達させます。
アナログ信号はノイズなどの影響を受けやすく、波形に変化があった場合修正も難しいですが、音声などのデータを忠実に電気信号として伝達させることができます。
デジタル信号はノイズなどの影響を受けにくく、数値が多少変化しても修正がある程度可能ですが、音声などのデータを分割してとびとびの値として表現してしまうため再現性に乏しくなります。