ホテルマンのシエスタ


会話のコツ

人が生きていくには人とのコミュニケーションが必要です。



人との会話が苦手な人。
人と話しても会話が長続きしない人。
デートでの会話が途切れ、間が空いて気まずい思いをした人。
商談前の雑談や社内での会話などビズネスシーンでの会話がスムーズに出来ない人。

WEBでとても参考になる記事を見つけましたので紹介します。
これは、永年サービス(ホテルマン)を経験した私が書こうとしていた事とほぼ内容が同じだったので参考にさせて頂きました。
ホテルでは、様々な人達が働いています。私にとっては、全部大事な人達ですので職種、地位に限らず同じく接していました。
清掃の方、ドアマン、インフォメーションの女性、フロントスタッフ、各レストランや宴会のサービスマン、事務所スタッフ、テナントスタッフ、そして、お客様(一般男女からビジネス関係、政界、財界、その他)。一時、ライオンズクラブのメンバーでもありましたので、そこでのレクチャーと一日数え切れない人達との会話が必要でした。
しかし、一度も苦痛と思ったことがありません。
ある人から、あなたは本当に人が好きなんですね。と言われ自分でも気がつかなかったのですが納得したことがあります。
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。


話上手は聞き上手

話題作りのコツ

普段から話のネタになりそうな事にアンテナを張っておくのは重要ですが、それよりも喜ばれて簡単な話題作りのコツがあります。
それは相手の話を聞き、質問という形で話題を提供していくこと。
上手な話題の広げ方をお伝えします。
おもしろい話題を提供できる人、おもしろい話ができる人は魅力的ですが、自己中心的な話ばかりでは閉口されてしまいます。
人間はどんどん話をする人よりも、自分の話を聞いてくれる人、自分が聞きたいことを話してくれる人に好意を持ちます。

ここでは、相手が喜ぶような話題を提供するコツをお伝えします。
話題の準備が入念でも、相手が喜ぶとは限らない

相手に喜ばれる会話とは

日頃からさまざまななネタを準備しておけば、相手に喜ばれる話題が提供できると思っていませんか?準備をしておくのも1つの方法ですが、忙しい日常の中ではなかなかできないでしょう。
準備がほとんど要らずに、相手に喜ばれる話題づくりの方法として「相手が話したいこと」をこちらが聞き手にまわって質問するという方法があります。
誰でも、自分の興味のある話題で会話をしたいですし、聞くよりも話したいという気持ちがあるものです。
人間には承認欲求があるので、自分の話を興味深く聞いてくれる人には好意をもちやすくなるのです。

銀座ホステスが話し上手と言われる理由は聞き方にある

銀座ホステスの会話に学ぶ

銀座ホステスの会話には、話題づくりのヒントが詰まっています。
彼女たちの特徴は、とにかく「聞き上手」なこと。
リアクションやうなずきで「聞いていますよ」のサインを出しつつ、話しやすい雰囲気を作っていきます。
アイコンタクトをしっかりとって、身を乗り出すように興味深く話を聞いてもらったら誰でも気持ちがいいものですよね。
ホステスさんが話す内容は、もっぱら相手の会話への質問。
相手の話したことに関して質問をして「興味がありますよ」というサインを出したり、話題の深堀りをしたりしていくのが王道です。
こうして会話を続けていくと1時間のうち50分はお客様が、残りの10分はホステスが話すような構成になります。
ほとんど話してないのにお客様は、「あの子は話し上手だ」という印象を持つのです。
彼女は、どうやって相手の興味のある話題を探して、どうやって質問をしているのでしょうか。
 
初対面の人と会話を続ける3つのステップ

それでは、銀座ホステスのコミュニケーションテクニックを披露しましょう。

ステップ 1

初めて会う人には、まず天気や食事など当たり障りのない会話で話しやすい流れをつくります。
この段階では「雨は強かったですか?」「外は寒かったですか?」など、相手があまり考えなくても答えやすいYESかNoで答えられるようなシンプルな質問をするのがコツです。

ステップ 2

次に目に入ったものを褒めていきます。ネクタイの柄、シャツの色、髪型、カバン、時計など目に入ったものはなんでもいいので褒めてください。
例えば「そのネクタイの柄、珍しい色使いですよね。
思い切ったコーディネートがすてきです」という感じに。
自分が本当にいいなと思うものを具体的に褒めてみてください。
「お世辞だと思われたらイヤだ」という変な意識や、テレは禁物です。

ステップ 3

何となく話が弾みそうな雰囲気になってきたら、好きなお酒の話、趣味や今興味のあることなどに会話を移していきます。
まだ軽くジャブを打つ感じで、相手が 興味を示さない限り同じ話題は続けないようにしていきます。
こうして、軽く話題を振っていく間にお互いの共通点や相手が興味のある話題を見つけ、今度は質問で話題を深堀りし広げていくのです。
この会話のステップは男性から女性にも使えますし、商談前の雑談の時や、社内での会話などビジネスシーンでも使えます。
私の前職は営業職でしたが、この3つのステップで初めての人との会話もスムーズにできました。
成績のいい男性営業に同行したときも、ほぼ同じような流れで会話を始めていました。
プライベートもビジネスも、結局は人対人。
どうせならお互いが気持ちよく関われたらいいですよね。
 
具体的に質問すると会話が続く

質問の基本は相手が話したいことを具体的に聞くこと。
言葉以外の部分、相手の表情や声のトーンに気をつけながら質問を考えるといいでしょう。
例えば「急に部長に抜擢されて、参ったよ」と言ったとしても、相手の言葉をそのままうのみにしてはいけません。
表情やトーンからうれしそうな雰囲気を感じたら、抜擢されるまでの苦労話などが話せるような質問が、最高の話題提供になるのです。
「抜擢されるには、やはり何かきっかけがあったんですよね?」とか「参考にしたいので、どんな努力をしていったら○○さんのようになれるか教えてください」といった質問をすれば相手も気持ちよく話をしてくれるでしょうし、自分も貴重な学びの機会を得られますね。
  
会話は相手と自分のキャッチボール

自分の話をしたら相手にボールを投げる

会話はキャッチボール。もちろん自分が話の中心になる時間もあります。
自分ばかりがずっとボールを持っているのではなく、相手へボールをすぐに投げるようにすると会話がはずみます。
意識してみてください。
「昨日こんな失敗をしちゃったんです。
(失敗について簡潔に話した後)○○さんはそんな失敗はありませんか?」という具合に、自分が話をした後には、質問という形で相手にボールを投げて終わるようにすればOKです。
グループで話をしている時に、1人の人ばかりが話をしている場合には「△△さんは、どう思いますか?」という質問で話をしていない人にもボールを投げるようにします。
そうすると多くの人が話す機会を得られます。
 
驚き、笑い、質問のリアクションが話題を広げる

話題の作り方というと難しく感じるかもしれませんが、驚き、笑い、質問といったリアクションをしながら聞き上手に徹すれば、いつのまにか上手に話題提供ができているはず。
これらのリアクションは「話をちゃんと聞いていますよ」「興味がありますよ」というサインの役割を果たしてくれる対人関係を良くするツールであり、会話の潤滑油としても必要です。
リアクションをしながら聞いてもらえると、相手はさらに話しやすくなり、質問によって話題が広がったり、深堀りできたりします。意外なようですが、心を込めて相手の話を聞くことが話題づくりのコツなのです。

どうですか?
参考になりましたか。

恥ずかしがらずに実践してみましょう。
何かがかわるかも (^ ^)V




受付嬢に聞いた「笑顔」のテク3つ


素敵な笑顔って、周りから愛されるためにも、とても重要ですよね。
コミュニケーションの大家、デール・カーネギーも、著書『人を動かす』のなかで、「人に好かれる6原則」の1つとして、笑顔を忘れないということを挙げています。
彼がその著書で紹介している1つの文面を引用します。
「元手がいらない。しかも、利益は莫大。与えても減らず、与えられたものは豊かになる。一瞬の間見せれば、その記憶は永久に続く。どんな金持ちもこれなしでは暮らせない。
どんな貧乏人もこれによって豊かになる。家庭に幸福を、商売に善意をもたらす。」

彼が口にするまでもなく、笑顔の重要性は多くの人が知るところ。しかし、実際に素敵な笑顔をすることは難しいものです。
「笑顔を見せようとしても、すごくわざとらしい表情になってしまう……。どうすれば、素敵な笑顔ができるのだろう?」
そんな悩みの声にお答えするため、笑顔のプロである受付嬢の友人に笑顔テク3つを聞いてみました。


■前歯を意識する
 
私が最初に尋ねたのは、ズバリ「素敵な笑顔をするためには、何に気をつければよいのか?」ということです。
それに対する答えが「しっかりと歯を見せること」でした。

彼女は女性誌に出てくるモデルから、表情の研究をしたそうなのですが、その際に気づいたのが「モデルは上の前歯を6本見せて、笑顔を作っている(下の歯は見えない)」。
いわゆる逆三角形の口を作っているということです。
要は口角を上げるということですが、上にあげるということだけでなく、横にも少し開いているのですね。

彼女いわく「自然に笑っているように見えているが、トレーニングをしないと、この口の形がナチュラルにならない」とのことでした。

■3段階の笑顔を使い分ける

続いて「笑顔にもバラエティがある」ということを教えてくれました。
「花に例えると、2分咲き・5分咲き・8分咲きの笑顔がある」というのです。

2分咲きは、微笑。口は閉じて歯は見せず、口角だけを「ニッコリ」と上げる。
5分咲きは、ハーフスマイル。歯を6本見せるという上記のものです。
8分咲きは、フルスマイル。

さらに大きく笑顔をつくり、目も細まる。

おじぎにも3段階があると、よく言いますね。15度・30度・45度と、マナー研修などでもよく聞くことです。
それと同じように、使い分けるのですね。

「笑顔が一種類だと表情の変化がなく、無機質に感じられるから」というのが、彼女が言うところの3段階の笑顔の理由でした。
なるほど、納得です。


■笑顔を作る前から、勝負は決まっている

もうひとつ、私自身が聞きたかった質問をぶつけました。「笑顔のトレーニングって、普段からやってるの?」

返ってきた答えはYes。
顔の筋トレとか、顔のストレッチとか、鏡の前での笑顔チェックなど、各種欠かさないとのこと。さすがは笑顔のプロ。

「特に体調が良くない日などは、どうしても笑顔が曇るというか、調子の悪さが表情に出てしまいがち。
だから、そういうときは念入りに表情チェックは欠かしませんね」

なるほど、ローマは一日にして成らず。
日々の努力で、素敵な笑顔を維持しているのだそうです。


■まとめ

話を聞いていて、つくづく感じたのが「表情について、真剣に取り組んでいて、だからこその工夫がある」ということです。
ただ「笑顔を作っていれば良い」なんて、安直に考えていないですね。

その真剣度合いが、素敵な笑顔とキラキラ感を作っているわけです。
たかが笑顔、されど笑顔。
私たちも、自分の笑顔について、もう一度じっくりと見直してみませんか?