ホテルマンのシエスタより


        異星人とコンタクトすべきではない


【2010年4月25日=ワシントン発】

車いすの天才物理学者として有名なスティーブン・ホーキング博士が25日、宇宙についての米テレビ番組で「人類はエイリアンとコンタクトすべきではない」と発言し、話題を呼んでいる。

ホーキング博士は、発達した化学文明を持つ異星人がいる可能性は高いとしたうえで、異星人の地球訪問は、「コロンブスがアメリカ大陸に到着したのは、アメリカ先住民族には良くなかった。同様の結果になる」と指摘。

人類は異星人と接触を試みるべきではないとの見解を披露した。

自らの資源を使い果たした異星人は、「遊牧民となって、征服して移住できる惑星を探すだろう」とも述べた。

宇宙論の権威による悲観論に、専門家の間では「一方的な推測だ。友好的な異星人に出会える確立も同じくらいでは」などと戸惑いの声も上がっている。




■ホーキング博士とはこんな人です・・・

スティーヴン・ウィリアム・ホーキング     1942年1月8日~   イギリスの理論物理学者

ブラックホールの蒸発や宇宙論などの理論のほか、一般の人向けの啓蒙書『ホーキング、宇宙を語る』の執筆などで非常に良く知られている。

一般相対性理論が破綻する特異点の存在を証明した特異点定理をロジャー・ペンローズと共に発表した。
一般相対性理論と量子力学を結びつけた量子重力論を提示している。
この帰結として、量子効果によってブラックホールから粒子が逃げ出すというホーキング放射の存在が予測されている。

タイムトラベルが不可能であるとする「時間順序保護仮説」を提唱した。
この仮説では、過去に行くことを許容する閉じた時間線が存在するためには場のエネルギーが無限大でなくてはならないとする。


Stephen
William
Hawking
  • 1942年 - 戦時疎開先のオックスフォードで生まれる。
  • 1950年 - ロンドン北部のハイゲートから、セント・オルバンズ市に引越す。
  • 1957年 - オックスフォード大学、ユニバーシティカレッジ入学。ボート部に所属。
  • 1962年 - ケンブリッジ大学大学院、応用数学・理論物理学科に入学。
  • 1963年 - 検査で「筋萎縮性側索硬化症」と診断される。
  • 1965年 - ジェーン・ワイルドと結婚する。ペンローズと共同で、「特異点定理」発表。
  • 1967年 - 論文「特異点と時空の幾何学」でアダムズ賞受賞。長男のロバート誕生。
  • 1970年 - 長女のルーシー誕生。
  • 1974年 - 「ブラックホールの蒸発理論」発表。ロンドン王立協会会員に選出される。
  • 1975年 - 業績を讃えられ、ローマ教皇庁からピウス12世メダルを授与される。
  • 1979年 - ケンブリッジ大学、ルーカス教授職に就任。次男・ティモシー誕生。
  • 1983年 - ジェームズ・ハートルと共同で「無境界仮説」発表。
  • 1988年 - 『ホーキング、宇宙を語る』を出版。発行部数が全世界1000万部、日本110万部を超えるベストセラーになる。
  • 1991年 - 「時間順序保護仮説」を提唱。
  • 1995年 - 看護師のエレイン・メイソンと再婚する。
  • 2001年 - 安田講堂にて一般講演を行う。
  • 2006年 - 香港にて一般講演を行う。
  • 2007年 - アメリカ合衆国でのゼロ・グラビティー社の専用機「G-フォースワン」に搭乗し、車いすから離れ無重力体験を行う。
  • 2009年 - ケンブリッジ大学の教員退職規定により9月の学年末に大学を退任。ただし退任後もケンブリッジ大学に留まり、応用数学と理論物理学部の研究責任者を務め、引き続き研究活動を続けるという


※ホーキング博士の著書、『ホーキング、宇宙を語る』、は難解な宇宙論を比較的わかりやすく書いています。面白いですよ。
2010.4.30  ホテルマンのシエスタ  


    


Bright Side Japan 2018/06/23 に公開

スティーブン・ホーキングの7つの予言:地球の終焉まで、あと200年! ➝ クリック