ホテルマンのシエスタ
<Web記事より抜粋>
誰も教えてくれなかった「危険なNG歯磨き」3パターン
いい歯と呼べる基本的な条件は、まずは虫歯のない歯であること。
“虫歯予防のために、できるだけ食後すぐに歯磨きをする”、これは世の中では常識だと思われていたのではないでしょうか?
しかし、今日はそんな常識が覆ることになりそうです。
今回は、青山ホワイテリア院長・大谷珠美先生にうかがった、実は危険な歯磨きの方法をご紹介します!
■1:食後すぐに歯を磨く
口の中が気持ち悪いのは嫌ですし、汚れはすぐに落としたいですよね。
でも知っておいていただきたいのが、なんと食後すぐの歯磨きは、歯の表面のエナメル質にダメージを与えてしまう危険性があるということです!
飲食物に含まれる酸で歯の表面のエナメル質は柔らかくなっており、その状態で歯を磨くと、エナメル質を傷つけてしまう恐れがあります。
エナメル質がダメージを受けると、黄ばんで見えたり、白濁や欠け等が生じ、見た目にも大きな影響を与えてしまうのです。
歯磨きは食後30分〜1時間時間をあけ、1日2回以上磨くのがベストな方法です!
■2:ゴシゴシと力強く磨いている
歯をキレイに保とうと、つい力をいれて磨いている方は多いのではないでしょうか?
グラクソ・スミスクライン株式会社が20〜50歳代の女性800人を対象に行った「食生活の酸とオーラルケアに関する意識と実態調査」によると、歯を美しく保つことを意識して磨いている人のうち、57%が「強くしっかりと歯を磨いている」というアンケート結果がでました。
歯を美しく保とうと意識し、強くしっかりとブラッシングする方が多いようですが、力を入れてゴシゴシ磨く過剰なブラッシングは、歯のエナメル質を傷つけてしまうリスクが高いです。
また、それが食後となると、歯が酸で侵されている上に物理的刺激が加わってしまうので、
歯にとってはダブルパンチ! 柔らかめの歯ブラシ&やさしくクリーニングする気持ちで磨きましょう。
■3:歯磨き後、歯磨き剤が完全になくなるまで口をゆすぐ
これに関しては、驚いた方も多いのではないでしょうか?
前述と同じ調査でも、72%の女性が「歯磨き後、歯磨き剤が完全になくなるまで口をゆすいでいる」というデータが得られました。
実は歯磨きの後に口をしっかりゆすいで洗い流してしまうと、歯磨き剤に含まれる有効成分(フッ素等)も洗い流してしまうのだとか。
大谷先生によると、理想は“二度磨き”。
一度目の歯磨きの後に口をゆすぐ時は、歯についた汚れを落とす意味で、しっかりと口をゆすいで、二度目の歯磨きの後は、歯磨き剤を歯に薄くコーティングするぐらいの気持ちで、口の中に歯磨き剤を少し残すようにしましょう。
いかがでしたか?
意外と知らなかったオーラルケアの新常識を得て、美しい歯を効率的に目指していってくださいね!