ホテルマンのシエスタより
1961年 ソ連 ボストーク1号 人類初めて宇宙へ 地球1周して帰還 成功
出迎えがなかったが生きて帰ってきました。
「え?生きて帰ってきたの?」
期待されていなかった帰還
ユーリー・ガガーリン。言うまでもなく人類初の宇宙飛行士。
しかしその偉業は実に紙一重の幸運に支えられたものだった。
実験動物と同じ? 何もしなかったガガーリン。
2匹の犬と動植物を乗せたスプートニクス5号の打ち上げに成功したソ連は「人間を宇宙に送り込む」ボストーク計画を即座に開始した。
そして翌年4月、ガガーリンを乗せたボストーク1号は無事大気圏を突破し、人間は初めて宇宙に到達した。
しかし、ガガーリンがボストークの中で何をしていたかというと、「何もしなかった」のである。
ボストークには緊急時に制御盤に触れる以外、乗員がコントロールできる部分はなかったのだ。
彼はただ窓から地球を眺めて無線に答えていただけ。
実験動物とほぼ同じ扱いと言ってもよかった。
「え!生きて帰ってきたの?」
彼の任務はただ「地球を一周し、生きて地上に戻る事。
だが、大気圏に再突入する際に宇宙船と制動ロケットをつなぐケーブルが外れず、任務の遂行は極めて困難となった。
大気圏突入で無線が途絶えたボストーク。
しかし、ガガーリンは生きていた。
なんとかケーブルの切断に成功したボストークは地上7kmで座席ごとガガーリンを空中に放り出し、パラシュートで無事着地した。
当然出迎えがあるわけもなく。
ガガーリンは自力で近くの民家まで歩き、電話を借りて軍に自分がサラトフ州スメロッカ村にいることを知らせ、救助を要請したという。
「ガガーリン?生きていたのか⁉」
計画当初から生還率は50%とされていた。
まさにイチかバチかの賭けだったのだ。
◎ ガガーリンが飛んだ「あの日」 ➝ クリック
※しかし、死んだと思っていたのに、突然本人から・・・電話が・・・
ビックリしただろうな。
はあ? だれもいない。 ここはどこ? 電話を探さなくっちゃ・・・
もしも~し オレ ガガーリン 凸(`0´) なんで出迎えがないの!