ホテルマンのシエスタより
Diamond Story ダイヤモンド ストーリー |
ダイヤモンドとの出会い 私のダイヤモンドとの出会いは30代の頃、知人が宝石の訪問販売をしていて、宝石の世界に誘われたのが始まりです。 残念ながら、その世界へは行きませんでしたが、時間があると宝石、特にダイヤモンドの話は楽しく、いろいろな石を見るのも好きでした。 今は、宝石の展示会があれば見に行ったり、関係する本等を読んだりしています。 ホームページを作るに当たり、是非作ってみたいコーナーでした。 |
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ダイヤモンドの取引 |
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カットされたダイヤモンドは、世界16ケ所の「ダイヤモンド取引所」で売買されます。 取引所は、厳選されたメンバーによって、構成されています。新しくメンバーになるためには、取引所メンバーの推薦、信用の高さ、ダイヤモンド業界への貢献度、などが審査の対象となります。 「ダイヤモンド取引所」16ヶ所とは、 アントワープ④ ニューヨーク② テルアビブ② ロンドン② パリ① ミラノ① ベニス① アムステルダム① ヨハネスブルグ① イダー・オベルスタイン① この中で、特に有名なのがアントワープとニューヨークの取引所です。 ダイヤモンドの取引は自然光の下で10倍のルーペを用いて相対によって行われます。 したがって、ダイヤモンド取引所は、すべて直射日光を避けるように、北側に大きく開いた窓を備えています。 関連記事リンク> アントワープとHRD ダイヤモンド産業とデビアス社 |
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ひとつのダイヤモンドが形成されるには、数百万年から数千万年もの時間が必要だと考えられています。 この地球上で一番硬い鉱物、なにものにも傷つけられない永遠の輝きを放つダイヤモンド。 語源は、ADAMAS(ギリシャ語)「征服されざるもの」の意味です。 ではみなさん、しばし、ダイヤモンドの輝きを楽しんで頂ければ幸いです。 |
いろいろなカット方法でカットされたダイヤモンド | ブリリアント・カット (88面体) | |||
ダイヤモンドの原石 主産地 南アフリカ ロシア オーストラリア カナダ 地球に存在する物質の硬さを1~10度に分類した場合、 硬い宝石の代表であるルビーやサァイヤは9度。ダイヤは10度。 でもダイヤは超特別で、ルビーやサファイヤの4倍の硬度を持っているのです。 (9度~10の間はすごく離れている) |
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宝飾用ダイアモンドの多くは窒素の不純物によりわずかに黄色味を持つ。 ついで茶色味、灰色味がかっているものが多い。 ごく稀に、赤、ピンク、オレンジ、青、緑などの色を呈するものがある。これをファンシーカラーダイアモンドと呼ぶ。 ファンシーカラーダイアモンドを除き、無色に近いほど希少性が高く、故に価値が高い。 不純物によりI型、II型に大別され、更にIa,IaA,IaB,IaAB,Ib,IIa,IIbと細分化できる。 現在では不純物が示す赤外線領域の吸収を、赤外線分光検査により分類するが、以前は紫外線の透過度を利用した。 硬度は10。万物中最も硬く、ブリリアント・カットに磨くと最も美しく輝く。その時キラキラ光る赤や緑の輝きをファイアとよぶ。 ◇研磨(cutting & polishing) ▼研磨は発熱を防ぐ為に水をかけながら行う。 ①原石をダイヤモンドを歯に植え込んだ鋸によって適当に切り取られる。 ②カーボンランダムの砥石を使ったグラインダーで形を作る。(この場合、分時計と固定器を使い正確に面をつくる) ③砥石(粗→細)で仕上げる ④木製の円盤の上にダイヤモンド粉をつけて艶出しをする。 ※ダイヤモンドの場合は、砥石その他すべてダイヤモンド粒子をもちいたもので研磨が行われる。 (加工の本場は、ベルギーとオランダ) ◇ダイヤモンドの以外な特徴 耐熱性=空気中で700~1000度で燃えます 劈開性=基本的には超硬いのだが、意外な事に、ある一方向に強い衝撃を与えると、簡単に割れてしまう事があります。 |
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カットの種類 | ||||||
ラウンドカット | プリンセスカット | エメラルドカット | ハートシェイプスカット | オーバルカット | ペアシェイプスカット | マーキスカット |
世界の有名ダイヤモンド | |||
1.コー・イ・ヌールのダイヤモンド (Koh-i-Nur) ◆87カラット | |||
世界最古のインド産の石といわれる。 1304年、マルワ王が所有→アラ・エド・デイジ→バーブル王→シャー・ジャハン。この時代、コーイ・ヌールを所有した者は世界を征服出来ると信じられていた。 その後、ロク王、アフガニスタン王と渡っていく。歴代の所有者が不幸に見舞われたが、1850年、ビクトリア女王に献上されてからは不幸はおこらなくなった。 このダイヤモンドは、男には不幸を呼ぶが、女には幸運をもたらすという。その後、アレクサンドラ王妃、メアリー王妃に受け継がれ、現在は、イギリスの宝として、ロンドン塔に保管されている。 ※コール・ヌーイ=光の山 |
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2.サンシーのダイヤモンド ◆53カラット | |||
1570年、フランスのトルコ大使サンシー卿が、コンスタンチノーブル(現イスタンブール)で手に入れたのでこの名がついた。 もとは、フランスのシャルル六世が所有していたが、内乱の時、略奪され行方不明となる。その後、時をえて、トルコに現れた。 ブルボン王朝は、長い宗教戦争で疲弊し、金策に苦慮した王がサンシー卿にダイヤを貸してほしいとたのんだ。卿は、信頼する若者に持たせ、途中賊に襲われ殺されたが、若者がダイヤを飲み込んで守った。その後、マザランが手に入れ、フランス王に献上する。ルイ十五世の王冠に飾られたが、フランス革命で行方不明となった。1867年、パリに現れたのをイギリスの貴族が買い入れ、死後、イギリス国宝となる。 |
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3.ホープのダイヤモンド (Hope)◆45.50カラット | |||
美しいブルーダイヤモンド、ホープ。 インドのラマ・シータ仏像の額にあったブルーダイヤを、フランスの旅行家、タベルニエが持ち帰った。ルイ十四世は、タベルニエに貴族の称号と大金を与え所有者となる。大金を得たタベルニエは旅行に出るがロシアの草原でオオカミに襲われ無惨な死をとげる。 その後、ルイ十六世に渡り、王妃マリーアントワネットに愛される。革命後の1872年、このダイヤは盗難にあう。しばらくして、ロンドンに楕円形に再カットされた青い美しいダイヤモンドが出現する。これを、銀行家ヘンリー・トマス・ホープが買い、以後、ホープのダイヤとよばれるようになる。このブルーダイヤモンドは、持ち主が次々と不幸な死に方をして転々とするが、現在はその不幸の連鎖も止まり、ワシントン・スミソニアン博物館に展示されている。 |
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4.リージェントのダイヤモンド (Regent) ◆410カラット | |||
1701年、インドのキナトナ川にあるパーティアル鉱山から産出する。奴隷が自分の太股にナイフで傷をつけ、その中に隠して持ち逃げした。イギリスの船長に売り渡そうとしたが、奪われ海になげおとされる。奴隷の亡霊に悩まされ自殺した船長からダイヤモンド商人に渡り、トーマス・ピットが10万ドルで買う。 この石は加工されてクッション型のブリリアントカットに磨き上げられた。長さ27mm、幅25mm、深さ9mm。現在で最も美しく、最大のブリリアント型ダイヤモンドとして知られている。 1717年、ルイ十四世のリーゼント(摂政)だったオルシアン公がこのダイヤを50万ドルで買い、それからリージェントと呼ばれるようになった。 ルイ十五世の王冠にセットされ、マリーアントワネットが大きな黒色のベルベット帽に飾った。 1792年、消失したが、パリの屋根裏部屋で再び発見され、ナポレオンが手に入れる。ナポレオンは、剣の柄にセットし身に付けていた。追放された時、妻の父のオーストリア皇帝がフランスに返した。今は、ルーブル美術館のアポロンの間に展示されている。 |
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5.オルロフのダイヤモンド | |||
この石は、18世紀後半、インドのマイソールにあるヒンズー神の目であった。フランス兵士が盗み出し、イギリスに渡り、アムステルダムを経てロシアのオルロフ伯爵に渡る。ロシアの女帝エカテリーナ二世に恋人のオルロフ伯爵が献上したのでこの名がついた。 小型の鶏卵を半分に切った形で、トップは、ローズカット、底辺は平たんで、高さ22.2mm、幅31.8mm、長さ34.9mm。 女帝はこの宝石を王錫(ロイヤル・セプター)に付けた。 |
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6.ユーレイカのダイヤモンド (Eureka)◆21.25カラット | |||
◇ | インドの鉱山が涸れ、ブラジルの鉱脈も衰退しはじめた1860年代、大産地となった南アフリカで最初に発見されたダイヤである。 ユーレイカとは、ギリシャ語で、「しめた」とか「私の発見」とかの意味。 あるとき、女の子が兄が川で拾った石(5個)をもらい遊んでいた。隣りの農夫が奇麗な石なのでそのうちの一つを求めた。これを旅商人に委託し、最後に鑑定してもらった所ダイヤモンドであることが判明する。1867年~68年、パリ万博に展示され、ユーレイカの呼び名とともに南アフリカのトランスバールの新しい領土が世界の脚光を浴びる。 |
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7.ヨンカーのダイヤモンド ◆125.65カラット (純度の高い原石は726カラットあったが、12個にカットされる。その内最大のものがヨンカー) | |||
◇ | ユーレイカの発見以来、南アフリカのホープタウンは一躍世界の注目の的となった。一躍千金を夢見る山師や業者がどっと押し寄せ静かな町は蜂の巣をつっついたような騒ぎになった。だが、宝探しはうまくゆかず、農民や奴隷は餓死状態となり無惨なものであった。 しかし、1934年、ヤコプス・ヨンカーが、自分の農場で726カラットの純度の高い原石を見つける。この石は、31万5千ドルでダイヤモンド・プロデューサー・アスシェーションに買い取られ、ニューヨークの宝石商に70万ドルで売られた。このダイヤモンドは、名研磨師ラザーレ・カブランによって、11個のエメラルドカットと1個のマーキーズカットに仕上げられた。そのうちの最大のものが、ヨンカーダイヤモンドの代表で125.6カラットとなった。1949年、エジプト王に売られたが、国王が追放された後、ネパールの女王の手に渡った後行方不明。現在は、日本人が所有していると伝えられているが・・・。 |
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8.カリナンのダイヤモンド (Cullinan) ◆530.2~4.39カラット(9個にカット) | |||
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9.ティファニーダイヤモンド ◆128.51カラット | |
このダイヤモンドは128カラットのカナリア色をしたダイヤモンド。 1878年、南アフリカのデビアス鉱山で287.42カラットの原石が発見される。 翌年、ニューヨークの宝石商ティファニーが買い取り、128.51カラットの90面ものファセット(カット)を持つ「ティファニー・ダイヤモンド」を生みだした。 ※金糸雀色(カナリヤ色)=鮮やかな明るいイエロー。カナリヤの羽の色。 |
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10.ドレスデン・グリーンダイヤモンド ◆41カラット | |
サクソニーのフレデリック・オーガスタス二世(ポーランドのオーガスタス三世)が、1743年、ライプチヒ・フェアで購入したダイヤモンド。 アーモンド形にカットされた41カラットのダイヤモンドで、明るいアップルグリーンの石としては世界で最も大きな石である。 グリーン自体とても希少な色なので、極めて珍しい宝石といえる。 |
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11.テーラー・バートン ダイヤモンド (Taylor-Burton) ◆33.1カラット ◆69.42カラット | |
チャード・バートンが最初にエリザベス・テーラーに贈ったダイヤモンドは 33.19 カラットのエメラルド・カットのクルップ と呼ばれるダイヤモンド。 ミス・テーラーはこの石を指輪として使った。 そして、1972年のエリザベス・テーラーの 40 回目の誕生日の贈り物として、後にテーラー・バートンと呼ばれることになる 69.42 カラットのペアシェープ形のダイヤモンドを贈った。 このダイヤモンドはプレミア 鉱山でとれた 240.75 カラットの原石をハリー・ウィンストンが買ってカットさせたもので最高の品質のDカラー、Flawless の宝石であるという。 この石は 1969年にオークションにかけられ、百万ドルを越える値がついて、カルチエが落札する。その後リチャード・バートンが買いとる。 グレース王妃の 40 回目の誕生日にエリザベス・テーラーがつけてゆくなど話題を呼んだこのダイヤモンドも 1978年にリチャード・バートンと離婚したエリザベス・テーラーによって競売にかけられる。約 50 万ドルで落札され、現在はサウジアラビアに渡っていると言われる。 |
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音速を超えるマグマの上昇がなければ、ダイヤモンドは地表に存在しない | ||||
ダイヤモンドは地球深部のキンバーライトマグマが音速を越える速度で上昇し地上に運ばれる。(ゆっくりだと硬度2のグラファイトに変化してしまう) | キンバーライト火山はやがて冷えて浸食され湖となる事もある。飛び散ったダイヤは川に流され発見される。 | ダイヤの含んでるキンバリー鉱山は、太古のマグマがかたまった火山岩にガーネットやペリドットが多く含んでいるのがわかったので、発見の可能性が高くなった。 上の写真は南アフリカで発見された最も初期のダイヤモンド鉱山「ビック・ホール」。1200mという深さは、人間が手で掘った深さでは最深である。現在は採掘が終わり水がたまって湖となっている。 |
天然ダイヤモンドの結晶は、正八面体が多い。 | 16~17世紀には、正八面体の頂点1カ所を平面に研磨して光を取り込んでいたが、数世紀をかけて職人達が試行錯誤を繰り返し、ついに88面体のラウンド・ブリリアンカットを完成させる。 |
地球内部(マントル)200~300キロの地中で、1500~2000度の高温と6万気圧の高圧の条件のもとに生じるキンバーライトマグマの中から誕生する。ダイヤモンドの中には20~30億年前にできたものもあるという。 ※キンバーライト |
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国内でダイヤ発見 |
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日本でも、2007年9月10日、名古屋大と東大の研究チームが国内(愛媛県)で初めて天然ダイヤモンドを発見したと発表した。 大きさは、1/1000mm。 ダイヤモンドは今から10億年以前に形成された古い大陸のアフリカ大陸やオーストラリア大陸などでしか見つかっていなかった。一方、日本列島は約6億年前より新しい時代に形成されており、これまで発見例がなかった。 |
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世界のダイヤモンドオークション |
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● | 2007年10月2日 【スイス ジュネーブ発】 スイスのジュネーブで、84.3カラット/ブリリアンカット/Dカラー/無傷が 18億円で落札された。 ◇ ダイヤモンド写真 |
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● | 2008年2月21日 【ロンドン発】 ロンドンのクリスティーズで、101.27カラットのダイヤが競売にかけると発表した。 ◇ ダイヤモンド写真 |
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● | 2008年5月15日 【スイス ジュネーブ発】 大粒のブルーダイヤモンド入りの指輪が当地で14日夜に開催されたオークションで、923万スイスフラン(約9億2000万円)で落札された。 競売元のクリスティーズが発表した。 この指輪は、13.39カラットの角型のブルーダイヤの周囲に小粒のピンクダイヤモンドが多数ちりばめられたデザイン。 落札者は個人の収集家で、名前などは明かされていない。 ◇ ダイヤモンド写真 |
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● | 2008年9月21日 【アフリカ】 アフリカ南部のレソト王国で世界最大級のダイヤモンドが採掘された。 ほぼ完ぺきなホワイトダイヤモンドで、重さは約500カラット。 アントワープの専門家による鑑定では、重さは478カラット、含有物もほとんどなく、色・透明度ともに非常に優れているとされている。 最近では、色・透明度の品質がやや劣る似たような重さのものが、1200万ドル(約13億円)の値が付いたという。 ◇ ダイヤモンド画像 |
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● | 2008年11月13日 【アフリカ】 19日に開かれる宝石のオークションに出品される71・73カラットのダイヤモンド。 アフリカ南部のレソトで1967年に見つかった601カラットの原石からカットされた。 落札予想額は300万ー500万ドルとか。 ◇ ダイヤモン写真 |
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● | 2008年11月20日 【アメリカ】 「のろいの宝石」とも呼ばれる米ワシントンのスミソニアン協会の ホープ・ダイヤモンドが、フランスの太陽王ルイ14世の「青ダイヤ」だとの確証を得たと仏国立自然史博物館が19日までに発表した。 ◇ ダイヤモンド画像 |
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2009年9月30日 【イギリス】 |
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2010年11月25日 [ロンドン ロイター] |
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2012年5月29日 [香港] |
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● | 2012年11月13日 【スイス ジュネーブ発】 76カラットのハプスブルク家のダイヤが17億円で落札 。 競売大手クリスティーズは、欧州に君臨したハプスブルク家の血を引く名家が所有していた76・02カラットのダイヤモンドをジュネーブで競売に掛け、2035万5千スイスフラン(約17億500万円)で落札された。 クリスティーズによると、無色のダイヤの1カラット当たりの最高価格を記録した。 美しい輝きを放つ長方形のダイヤはインド産とされ、カナダ人歌手セリーヌ・ディオンがテレビ番組に出演した際に身に着けたことでも知られている。 ◇ ダイヤモンドシ写真 |
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● | 2013.11.13 【ジュネーブ時事】 世界最大のオレンジダイヤモンドが12日、スイスのジュネーブでオークションに掛けられ、予想最高価格の1900万スイスフラン(約20億6000万円)を大きく超える3264万5000フラン(約35億5000万円)で競り落とされた。 オレンジダイヤは涙形をした14.82カラット。 これまでにオークションを経たオレンジダイヤで最も大きかった約5.5カラットのおよそ2.5倍。 透明度のある高品質オレンジダイヤは貴重で、落札価格はオレンジダイヤとしての最高記録を塗り替えた. ◇ オレンジダイヤ 写真 |
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● | 2014.5.15【スイス ジュネーブ発】 世界最大のブルーダイヤモンド「ザ・ブルー(The Blue)」(13.22カラット)の競売が14日、スイスのジュネーブにある競売大手クリスティーズで行われ、2379万ドル(約24億2000万円)で落札された。 ザ・ブルーは、最も高い発色度を示す「ファンシービビッド」のグレードが与えられている。 クリスティーズによると、ザ・ブルーを落札したのは米高級ジュエリー・ブランドのハリー・ウィンストン。 同ブランドはダイヤの名称を「ウィンストン・ブルーに変更する予定だという。 ◇ ザ ブルー シ写真 |
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● | 2014.9.12【アメリカ ロサンゼルス発】 ロサンゼルス自然史博物館は12日、世界で最も希少な宝石の1つとされるダイヤモンド、12カラットの「ブルームーン・ダイヤモンドを公開した。 深いブルーで強い輝きを放つこのダイヤモンドは、南アフリカの首都プレトリア北東にあるカリナン 鉱山で採掘された。 ダイヤモンドのカットを手掛ける企業で、「ブルームーン」を博物館に貸し出しているコラ・インターナショナルのシュゼット・ゴメス最高経営責任者(CEO)は、「ビビッドなカラーダイヤモンドは非常に珍しく、ブルームーンも例外ではない。 最近になって発見されたこの色とこの大きさの宝石の中では、最も希少なものの1つであり、歴史的な宝石だ」と話した。 ブルームーンよりも大きなブルーダイヤは、1600万ドル(約17億2000万円)相当とされる「ハート・オブ・エタニティー 、「呪いのダイヤモンド」との別名がありながらも約3億5000万ドル(約376億円)の価値があるとされる45カラットの「ホープ(Hope)」がある程度。 30カラットの原石からのカットに6か月を費やしたという「ブルームーン」の価格はまだ不明だが、ゴメス氏によると、コラは原石を約2600万ドル(約28億円)で購入したという。 ◇ ブルームーン 写真 |
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2016.5.20【スイス ジュネーブ発】 世界最大のブルーダイヤモンドが20日までに、スイス・ジュネーブで競売大手クリスティーズのオークションに掛けられ、5750万ドル(約63億3000万円)で落札された。 競売で落札されたダイヤモンドとしては史上最高額。 落札者は個人の収集家で、クリスティーズは身元を明らかにしていない。 このブルーダイヤはプラチナ製のリングの上で両脇に台形のダイヤをあしらったもの。 重さは14.62カラットで、中程度から濃い目の色調で非常に鮮やかな「ファンシービビッド」に分類される。 これまで競売に掛けられたダイヤのなかで最良の質を誇るという。 ダイヤは以前の持ち主だった故フィリップ・オッペンハイマー氏にちなんで「オッペンハイマー・ブルー」と呼ばれる。 同氏の一族はダイヤモンド生産販売大手デビアスを保有する。 ブルーダイヤは全世界のダイヤモンドの0.0001%しかなく、レッドダイヤに次いで希少とされる。 さらにそのうち、ファンシービビッドに分類されるのは1%にとどまる。 ◇ オッペンハイマー・ブルー 写真 2016.6.16【ロンドン発】 イギリス、ロンドンのオークションハウスで公開されたのは、オークションを控えた世界最大のダイヤモンド。 ボツワナで発見されたこのダイヤモンドは、1109カラットで30億年間地中に埋まっていたと考えられているそう。 オークション主催会社は、予想落札価格を74億円程度としています。 価格74億円…世界最大のダイヤモンド!!→ クリック |
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ダイヤモンド採掘 |
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