ホテルマンのシエスタより


Classic 華麗なるクラシックバレエの世界へ
ご案内
Ballet


♪♪♪
バレエBallet)は、西ヨーロッパで発生し広まった、歌詞・台詞を伴わない舞台舞踊。及びその作品を構成する個々のダンス。
音楽伴奏・舞台芸術を伴いダンスによって表現する舞台で、もとはオペラの一部として発達しました。
そのため物語性をもち、複数の幕をもつ舞踊劇が多い。

今回は、世界の三大バレエとして有名な
◆白鳥の湖 ◆眠れる森の美女 ◆クルミ割り人形
を紹介します。
その他、人気のある舞台には、

◆ドンキホーテ ◆ジゼル ◆ロミオとジュリエット ◆真夏の夜の夢 ◆ラ・バヤデール ◆コッペリア
等があります。
文頭にも記したとおり、バレエは、舞台美術・照明とオーケストラ、そしてダンスが一体となった最高の舞台芸術です。
現在、日本には世界的に有名なバレエ団が毎年来日し、公演を行っています。

    白鳥の湖    ◇
                   
作品の背景
ドイツの作家ムゼウスによる童話「奪われたべール」を元に構想が練られ、1875年、ボリショイ劇場の依頼により作曲。
1876年に完成した。バレエが作られたのはロシアだが物語の舞台はドイツです。
チャイコフスキーにとって初めてのバレエ音楽であるが、初演は踊り手、指揮者に恵まれず不評であった。
その後、作曲者の書斎に埋もれていたが、プティパとその弟子イワノフによって改造がなされ、チャイコフスキーが亡くなった2年目に蘇演され好評を博した。

あらすじ
版によって異なるが、おおまかには以下のとおり。

序奏
オデットが花畑で花を摘んでいると悪魔ロッドバルトが現れ白鳥に変えてしまう。


第1幕

王宮の前庭

今日はジークフリート王子の21才の誕生日。
お城の前庭には王子の友人が集まり祝福の踊りを踊っている。
そこへ王子の母が現われ、明日の王宮の舞踏会で花嫁を選ぶように言われる。
まだ結婚したくない王子は物思いにふけり友人達と共に白鳥が住む湖へ狩りに向かう


第2幕

静かな湖のほとり

白鳥たちが泳いでいるところへ月の光が出ると、たちまち娘たちの姿に変わっていった。その中でひときわ美しいオデット姫に王子は惹きつけられる。彼女は夜だけ人間の姿に戻ることができ、この呪いを解くただ一つの方法はいつまでも変わらない愛の誓いだけという話を聞き、王子は明日の舞踏会で彼女を花嫁として選ぶことを誓う。


第3幕

王宮の舞踏会

世界各国の踊りが繰り広げられているところへ、悪魔の娘オディールが現われる。
王子は彼女を花嫁として選ぶが、それは悪魔が魔法を使ってオデットのように似せていた者であり、その様子を見ていたオデットの仲間の白鳥は、王子の偽りをオデットに伝えるため湖へ走り去る。
悪魔に騙されたことに気づいた王子は嘆き、急いでオデットのもとへ向かう。


第4幕

もとの湖のほとり

破られた愛の誓いを嘆くオデットに王子は許しを請う。
そこへ現われた悪魔に王子はかなわぬまでもと跳びかかった。
激しい戦いの末、王子は悪魔を討ち破るが、白鳥たちの呪いは解けない。
絶望した王子とオデットは湖に身を投げて来世で結ばれる。
メッセレル版以降、オデットの呪いが解けてハッピーエンドで終わる演出も出てきたが原典とは異なる。

♪主要曲
1.序奏
2.ワルツ <第1幕>
3.情景 <第2幕>
4.四羽の白鳥たちの踊り <第2幕>
5.王子とオデットのグラン・アダージョ <第2幕>
6.ハンガリーの踊り(チャールダーシュ) <第3幕>
7.ナポリの踊り <第3幕>
8.終曲 <第4幕>


◇    眠れる森の美女    ◇
                                   
初演は1890年1月15日にマリインスキー劇場において行われ、《白鳥の湖》よりも好意的な評価を報道された。
だがチャイコフスキーは、この作品が海外の劇場で大ヒットする栄光の瞬間を味わうことはできなかった。
チャイコフスキーは1893年に他界する。
それから10年後の1903年までに、《眠れる森の美女》は、帝室劇場で1番人気のチェザーレ・プーニ作曲・プティパ振付の《ファラオの娘》に次ぐ地位を得た。
サンクトペテルブルグで活躍したイタリア人バレリーナが帰国して行ったミラノ・スカラ座における上演はまるで人口に膾炙せず、《眠れる森の美女》が国際的に古典的なレパートリーとして不朽の地位を射止めたのは、ようやく1921年のロンドン公演においてであった。
ただし、それはチャイコフスキーとプティパが作った「眠れる森の美女」を基にしながらも異なる部分があり、また、ロシアにおいても革命・ソ連時代を経て異なるものに変わっていった。
原作がどういうものであったのかがわかったのは、1999年4月30日、ロシア、サンクトペテルブルグのマリインスキー・バレエ団が復原版を上演したときのことである。

あらすじ
プロローグ

フロレスタン14世の娘、オーロラ姫の誕生により、盛大な洗礼の式典が行われていた。
6人の妖精たちの一行が、彼女の名付け親となるべく招待されてきた。
それはキャンディード(純粋)の精、小麦粉の精、パンくずの精、カナリアの精、情熱の精、そして一番偉い善の精、リラの精である。
まず国王が妖精たちに贈り物をし、妖精たちがそれぞれオーロラ姫に授け物をする。(正直さ、優雅さ、繁栄、美声、および寛大さなどを授けた、とする改訂版もある。)
その時、邪悪な妖精カラボスがやってくる。
カラボスは自分が洗礼に招待されなかったことに怒り狂い、オーロラ姫に次のような呪いをかける。
「オーロラ姫は、20回目(改訂版では16回目)の誕生日に彼女の指を刺して、死ぬでしょう。」 しかし幸運にも、リラの精だけはまだ姫に何も授けていなかったため、次のように宣言する。
「カラボスの呪いの力は強すぎて、完全に取り払うことはできません。したがって姫は指を刺すでしょうが、死ぬことはありません。
100年間の眠りについたあと、いつか王子様がやってきて、彼の口づけによって目を覚ますでしょう。」



第1幕

オーロラ姫はすくすくと成長し、20歳(16歳)の誕生日を迎えた。
その誕生日に編み物をしている娘たちを見て国王は激怒する。オーロラ姫を守るために編み物・縫い物は禁止していたのだ。
めでたい祝いの日なので国王は怒りを鎮めて祝宴をはじめる。
4人の求婚者がおり、彼らがバラを姫に手渡したそのすぐ後、何者かによってスピンドルを贈られた。
彼女は尖ったものに気をつけるようにという両親の忠告にも関わらず、それを持ったままで踊る。
そして誤って指を刺してしまった。そこでカラボスは、すぐに邪悪な本性を明かし、勝ち誇り、驚く賓客の前で姿を消す。

同時にリラの精が約束通りやってきて、王と王妃、そして賓客たちに、オーロラ姫は死ぬのではなく眠りにつくのだということを思い出させる。
リラの精は城にいた全員に眠りの魔法をかける。
オーロラ姫が目覚めるその時に、目を覚ますように、と。

第2幕

それから100年が経った頃、デジレ王子が一行を率いて狩りを行っていた。
王子は狩りが楽しくなかったため、一人になりたいと申し出て、一行から離れた。
そこに突然リラの精が現れて、オーロラ姫の幻を見せられ、その美しさの虜となる。
王子はリラの精にオーロラ姫の元へ連れて行くよう頼み込み、今や太いツルが伸び放題でからみついている城にたどり着く。
リラの精はオーロラ姫の名づけ親だが、デジレ王子の名づけ親でもある。(原作は非暴力的で愛すること・考えることを重視するが、改訂版では邪悪なカラボスを打ち負かす、といった展開もある。)
城の中に入る。

中で眠っているオーロラ姫を発見し、王子のキスによってオーロラ姫は目を覚ます。
彼女が目を覚ましたため、城にいた全員が目を覚ますことができた。
王子は姫への愛を告白し、結婚を申し込む
第3幕

婚礼の仕度は整った。
祝祭の日にさまざまな妖精たちが招かれている。
結婚を祝福するのは、金の精、銀の精、サファイアの精、ダイヤモンドの精である。
リラの精もカラボスも出席している。「長靴をはいた猫」や「白猫」などのおとぎ話の主人公たちも来賓として居合わせている。
華麗なダンスが次々に踊られる。4人の(宝石・貴金属の)妖精のパ・ド・カトル、2匹の猫のダンス、青い鳥とフロリナ王女のパ・ド・ドゥ、赤ずきんちゃんとおおかみの踊り、シンデレラ姫とチャーミング王子のダンスが披露され、(一般的には省略されるサラバンドの後を受けて、)オーロラ姫とデジレ王子のパ・ド・ドゥが続き、最後にマズルカで締め括られる。
オーロラ姫と王子は結婚し、(リラの精が二人を祝福する、という改定版もあるが、原作では)妖精たちを讃えるアポテオーズの中で人々は妖精たちに感謝を表し、リラの精やカラボスなどの妖精たちが人々を見守るうちにバレエは終わる。


◇    くるみ割り人形    
                                        
くるみ割り人形(くるみわりにんぎょう 英語:The Nutcracker ロシア語:Щелкунчик)は、ピョートル・チャイコフスキーの作曲したバレエ音楽、ないしそのバレエである。
2幕3場。
くるみ割りとはくるみを割る道具であり、くるみ割り人形とは、人形の形をしたくるみ割りのことである。
作品71aは、チャイコフスキーがバレエ音楽から編んだ組曲である。
「くるみ割り人形」作曲中のチャイコフスキーはこの頃、自作を指揮する演奏会を企画していたが、あいにく手元に新作がなく、また作曲する暇もなかったので、急遽作曲中の「くるみ割り人形」から8曲を抜き出して演奏会用組曲とした。

バレエの初演に先立ち、1892年3月19日初演された。
あらすじ
第1幕

ドイツ。シュタールバウム家

行進曲 (March)
おもちゃの兵隊の行進曲
クリスマスの夜。広い大広間ではパーティーが行われ、少女クララはドロッセルマイヤー老人からくるみ割り人形をプレゼントされる。ところが、取り合いになり兄のフリッツが壊してしまったので、ドロッセルマイヤー老人が修理する。
お客様も帰り、夜みんなが寝静まってから、クララは人形のベットに寝かせたくるみ割り人形を見に来る。
ちょうど時計の針が12時を打つ。
すると、クララの体は人形ほどの大きさになる(舞台ではクリスマスツリーが大きくなることで表現される)。
そこに、はつかねずみの大群が押し寄せる。
対するくるみ割り人形指揮する兵隊人形。
最後はくるみ割り人形とはつかねずみの王様の一騎打ち。
くるみ割り人形あわやというところで、クララがスリッパをはつかねずみの王様に投げつけ、はつかねずみたちは退散する。
倒れたくるみ割り人形が起きあがってみると、凛々しい王子になっていた。王子はクララをお菓子の国に招待し、二人は旅立つ。


第2場

松林

雪が舞う松林に二人がさしかかる。
雪片の踊り 雪の精たちのコール・ド・バレエ(群舞)
バレエ「くるみ割り人形」の一場面お菓子の国の魔法の城
王子は女王、こんぺい糖の精にクララを紹介する。歓迎の宴が繰り広げられる。
ディヴェルティスマン


チョコレートの精が踊る「スペインの踊り」(ボレロ)
コーヒーの精が踊る「アラビアの踊り」(コモード)
お茶の精が踊る「中国の踊り」
大麦糖の精が踊る「ロシアの踊り」(トレパック)
アーモンド菓子の精(女羊飼い)が踊るフランスの踊り(あし笛の踊り)
靴に住む老婦人と子供たちが踊る「道化者の踊り」
デコレーションクリームの精(女王の侍女たち)が踊る「花のワルツ」
こんぺい糖の精と王子が踊るグラン・パ・ド・ドゥ
アダージョ
ヴァリアシオン1(タランテラ)王子
ヴァリアシオン2(「こんぺい糖の踊り」)こんぺい糖の精
コーダ
(このあと、そのまま終演する演出と、元の世界に戻る演出とに分かれる)



バレエ団


バレエの優れた上演には照明や舞台装置などの効果的使用が欠かせない。このためバレエの上演には一般に費用を要し、多くの国で国立のバレエ団が組織される。民間のバレエ団も著名なものは多額の寄付を集めて運営することが多い。

著名なバレエ団には以下のものがあります。

  • フランス国立オペラ座バレエ団 - 世界最古のバレエ団。1661年王立舞踏アカデミーとして創設。
  • ロシアボリショイ・バレエ(1778年〜)マリインスキー・バレエ(旧キーロフバレエ、1783年〜)
  • ドイツベルリン国立バレエ団(2004年〜)
  • オーストリアウィーン国立歌劇場バレエ団
  • イギリスロイヤル・バレエ(1931年〜)
  • アメリカ合衆国アメリカン・バレエ・シアターニューヨーク・シティ・バレエ団
  • 中国上海バレエ団

ダンサーの階級

バレエ団によっては、ダンサーの階級ついて固有の呼び方がある。
主役級の
エトワールプリンシパルプリマバレリーナ

それに次ぐ準主役級の
ソリストコール・ド・バレエ群舞)を踊るカドリーユ、アーチストなどがある。

パリ・オペラ座を例にとると

ダンサーの階級]

エトワール
「星」の意。他の4つの階級とは別格の最高位で、昇級試験によらず、オペラ座総裁によって任命される。
際立った個性や魅力のある天性の才能を持つダンサーのみに与えられる称号。
パリ・オペラ座バレエの顔であり、社会的地位も高い。   
画像=”ジェニス”のアニエス・ルテスチュとマチュー・ガニオ
プルミエ・ダンスール
昇級試験によって到達できる最高位。主役級のソロを踊る。女性は、プルミエール・ダンスール。
スジェ
プルミエ・ダンスールの次の階級。ソリスト。パ・ド・トロワや名前のある役を踊る。抜擢されて主役を踊る時もある。
コリフェ
スジェの次の階級。郡舞のリーダーの意。コール・ド・バレエでも前列や目立つシーン、人数の少ないパートを踊る。
カドリーユ
一番下の、入団して最初の階級。コール・ド・バレエを踊る。

昇級試験

昇級試験(オペラ座コール・ド・バレエ年次コンクール)は毎年クリスマス頃に行われ、受験資格は団員のみ。受験希望者は毎年の公演に出演しながら準備をする。欠員の出た階級について男女別に人数枠があり、試験の男女別で2日間。カドリーユ、コリフェ、スジェと下位の者から順に、課題と自由演目の2つのバリエーション(主役級のソロのパート)を衣装をつけて踊り、結果は当日発表される。審査員はオペラ座幹部、エトワールやプルミエから選ばれたダンサー、その他オペラ座に関係のない外部の人(他のカンパニーの芸術監督など)10名。評論家やバレエ学校の生徒なども見に来る。 


あとがき

日本の文化というと、歌舞伎や狂言、能、等に代表されるように常日頃ふれあう機会も多いのでごく自然に入ってきます。
しかし、戦後、欧米の文化が浸透したとはいえ、まだクラシック音楽や、オペラ、クラシックバレエ等ついてはまだ一般的に少ないように思います。
現在、日本には、特にロシアやヨーロッパからはすばらしいアーティストが来日しており、生の演奏や舞台を楽しむことが出来ます。

さあ、今宵は奥様を誘って二人でオシャレをしてお出かけしましょう。 



ホテルマンのシエスタ 2008.12.01


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バレエをテーマにした映画
紹介
赤い靴

レルモントフ・バレー団の持主であり、プロデューサーであるボリス・レルモントフは、バレー界の天才的プロデューサーとして名高いが、いわばバレーの鬼で愛情のない冷い人間として、一座の者から尊敬はされているが...

ライム ライト

1910年のロンドンを舞台に、脚の故障に絶望して自殺を図ったバレリーナを、舞台に復帰させようと、愛と献身そして心情を名ゼリフで散りばめて描いた作品。

ホワイト ナイツ ロシアからアメリカに亡命した天才バレエダンサー、ニコライ・ロドチェンコは世界的スターになったが、東京公演に向かう飛行機で電気系統の故障が起き、飛行機はソ連の軍事基地に緊急着陸、ニコライは重症を負い、犯罪者としてKGBの監視下に置かれる。

リトル ダンサー イギリス北部の炭坑町。11歳のビリーは炭坑労働者のパパと兄トニー、おばあちゃんと暮らしていた。
ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移ってきた。
ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚えるのだった。
教室の先生であるウィルキンソン夫人もビリーに特別な才能を見出した。
それからというものビリーはバレエに夢中になるのだが……。
バレエ・ダンサーを目指す少年の姿を描いたS・ダルドリー


ボレロ

一流ダンサーを夢見るラオールはパートナーのヘレンとともにロンドンにやってくる。
苦労の末、自分の店を持つまでになったラオールだったが、彼は出世のために戦争に行くことを決意。
ひそかにラオールを愛していたヘレンは、絶望のまま、かねてから求婚されていた富豪に嫁いでいくが……。
男女の愛を名曲『ボレロ』に乗せて描く。

愛と喝采の日々 プリマ・バレリーナとして成功した女性と、結婚してバレエ界を引退した女性2人の対照的な人生を中心に、女の幸福は結婚か、それとも仕事をもった自立した人生を生きることか?と問いかけ、親と子の情愛を盛りこみながら展開される人生ドラマ。
製作総指揮はバレリーナとしても知られるノラ・ケイ。
監督はノラの夫君で「ファニー・レディ」のハーバート・ロス、オリジナル脚本はアーサー・ローレンツ(サンリオ刊)でロスと共同で製作も兼ねている。
バレエ・シーンはアメリカン・バレエ・シアターが全面的に協力している。
エトワール
300年以上の歴史を持つバレエの殿堂パリ・オペラ座のエトワール(星)を目指す団員たちの姿を収めたドキュメンタリー。
オーロラ 荘厳な宮殿を舞台に繰り広げられる、美しき王女と画家の許されぬ悲恋の物語。
身分違いの恋に生きる男女の情念を華麗なダンスで表現する。『エトワール』のニルス・タヴェルニエ監督が、幻想的で美しい物語を創り上げた。主演に抜擢されたのは新星、マルゴ・シャトリエ。その相手役を人気実力ともにパリ・オペラ座ナンバーワンのエトワールであるニコラ・ル・リッシュが務めている。
夢と現実が交錯する迫力のダンスシーンは圧巻。


バレエカンパニー 名門バレエ・カンパニー"ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ“のダンサーたちの日常を描く群像ドラマ。
監督・製作は「ゴスフォード・パーク」のロバート・アルトマン。
製作・原案・主演は「スクリーム」シリーズの主演で知られるネーヴ・キャンベル。


パリ オペラ座
のすべて
300年以上にわたりフランス文化の中心とされてきたパリ・オペラ座の裏側に密着したドキュメンタリー。
17世紀、ルイ14世によって創設されたパリ・オペラ座バレエ団の現在の姿に、アメリカを代表するドキュメンタリーの巨匠、フレデリック・ワイズマン監督がカメラを向ける。
トップダンサーたちが華麗に舞うバレエ公演の裏にある、厳しいレッスンやスタッフたちの仕事現場など現実をとらえながらも、オペラ座の秘密をロマンたっぷりに描き出す。


(すばる) 曽田真人の人気コミックを映画化。すばる役は、黒木メイサ。
共にバレエへの憧れを募らせていた双子の弟・和馬を脳腫瘍で亡くしたばかりの小学生の宮本すばるが、運命に導かれるように場末の小劇場“パレ・ガルニエ”に足を踏み入れる。
以来、オーナーの五十鈴に見守られながらダンス一筋に生きることに。
成長し“パレ・ガルニエ”の舞台に立つようになったすばるの前にアメリカン・バレエ・シアターのリズ・パークが現れ、上海で開かれるバレエ・コンクールに誘うのだった。

ブラック・スワン 「ブラック・スワン」はチャイコフスキー三大バレエの一つに数えられている「白鳥の湖」をモチーフに、内気なバレリーナが大役に抜てきされたプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩していくさまをスリリングに描いた作品。
本作で主演を務め、悲願のアカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンは、プリマに成り切るために9キロの減量を敢行。
過酷なトレーニングも功を奏し、鬼気迫る演技でスクリーンを支配している。
試写会には現役のバレエダンサーも・・・
DANCER バレエ界きっての異端児といわれるダンサー、セルゲイ・ポルーニンを追ったドキュメンタリー。
19歳の時、史上最年少で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシバルとなったポルーニンは、その圧倒的な存在感と類まれな才能で「ヌレエフの再来」と称されながら、わずか2年後に突如として英国ロイヤル・バレエ団からの退団を発表。そのニュースは世界中を駆けめぐった。苦悩の後、バレエ界に戻ってきたポルーニンが踊ったMVがYou Tubeで1700万回以上の再生数を記録し、それまでバレエに関心がなかった人々にもその存在を知らしめた。





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